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  • 2013.01.15
  • Written by 4tama

日記 (1月14日)

京都に行ってきた。JR京都駅の鉄骨とか、バス会社のおねえさんの親切さとか、色の消えた庭園とか、人でごったがえす商店街とか、細い路地の趣とか、廃校のたたずまいとか、そういうのが印象に残っている。やはり知らない土地に初めて行くのはいちいち心躍るものであるなあ、と思う。電車のつり革ですら初めて見る色で、新鮮だった。

京都に行こうと思ったきっかけは、片想いのライブを観たかったからである。

ライブは内容もさることながら、バンドより客、要するに京都・関西のノリのスゴさに圧倒された。バンドと客、双方の熱量が高く、ものすごい「場」だったと思う。
これは関西特有なのかなあ、と感じた。これまで東海地方の外で音楽を聴いた経験がないワケではないんだけど、この日は熱量の違いを最も強く感じて、新鮮だった。
その土地土地にはそれぞれの空気があり、それぞれ似て非なる文化が育まれていく。遠い外国の音楽すら聴ける時代ではあるけど、その音楽が鳴る空気はやはり行かなければ吸えないのだなあ、と再認識した。当たり前なんだけど。そして、ぼくは知らず知らず、東海地方の空気に慣れていたんだなあと気付かされた。たまには外に出るの、いいね。

あと、ずいぶん人ごみを歩いたけど、風邪などをもらうことなく帰ってこれてよかった。



もう90年代の空気を吸うことは誰にもできないんですよねー

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