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  • 2011.12.03
  • Written by 4tama

2011年私的ベストディスク25選

ことしは例年になく真剣に選びました。頑張ってランク入り20作+次点5作に絞りました。
カウントダウン形式で降順+ひとことコメント+独断の1曲リンクです。
暇な時にでも聴いてみて下さい。
最後に、ぼくなりに感じた雑観も書いておきました。
※YouTubeリンクは音量にバラツキがあるので、聴くときは気を付けてください

 

20:Red Hot Chili Peppers – I’m With You
       新ギタリストの仕事がねー、もっと突き抜けてほしいなあ。頑張って!


19:砂原良徳 – liminal

       さらっと偏質的テクノを聴かせてくれました。テクノ愛を思い出させてくれたよ。


18:Justice – AUDIO, VIDEO, DISCO

       ぼくは支持します。だけど18位。sebastiAnをランク入りさせるかすげえ迷いました。


17:Foo Fighters – Wasting Light

       この間wowowでドキュメンタリー見て感動しちゃったし、ランク入り。


16:WILCO – THE WHOLE LOVE

       結局ウィルコはロックの良心です。次作への期待も膨らむ内容でしたね。


15:James Blake – James Blake

       そこまで好きじゃないのに、なんかよく聴きました。「暗い!もう1回!」みたいなノリで。


14:Bjork – Biophilia

       来年もランク入りさせたいぐらいの凄み。トッピングの「ぜんぶ乗せ」みたいです。ゲプ。


13:Roman Flugel – Fatty Folders

       この人、ほんとにおかしいよ。まじで。でも、ぼくはおかしい人が創る音楽が好きですね。


12:二階堂和美 – にじみ

       歌ったなあ。車の中で。いろいろ思うところは、ある。


11:Sigur Ros – INNI

       スゴかった。DVDだけでもこの順位に入れてたと思います。おすすめ。


10:PANDA BEAR – TOMBOY

       逝けた。


9:walls – CORACLE

       超逝けた。たまに還ってこれなくなりそうになりました。


8:Rediohead – The King Of Limbs

       レディオヘッド抜きで1位から20位まで決めて、どこに入れるべきか考えたらこの順位になりました。「妥当」と見るか、「冒険」と見るか。どっちでもいいのかも。

7:Katsuhiro Chiba – Silent Reverb
       これぞピュアテクノ。maxでこんなんできるんだ、という勉強も含めて熟聴しまくった1作でした。最初は世界観に圧倒されてたのに、いつしかそれが自分の耳に馴染んでいく不思議な体験でした。


6:MOGWAI – Hardcore Will Never Die, But You Will

       自分たちの色を出しながらも、しっかり前進。幹も枝もしっかりある感じ。いろんな矛盾を内包してて、ほんとに最強バンドだと思います。熟聴すれば、さらに世界が広がるタイプ。ライブ行けず。


5:テニスコーツ – ときのうた

       言葉にメロディーをつけて、歌う。シンプルだけど、その所業が持つ力強さと繊細さを改めて感じることができました。ジャケもすばらしかった。タイコキャンプでのライブも然り。


4:BATTLES – GLOSS DROP

       タイヨンダイいなくても大丈夫だった。尖りつつも明るく、そしてさらに1歩前進。これができるのって、なかなかいないと思うんだよなあ。音楽は楽しい、んだよねえ。


3:tUnE-yArDs – WHOKILL

       衝撃でした。右に落ちたらエクスペリメンタル、左に落ちたらポップ、という絶壁の稜線を歩くようなスリルが時代を切り開く、、、のかなあ?2011年型エクスペリメンタル。


2:PJ Harvey – Let England Shake

       年初のリリースだけど、ことしは聴きまくった。いろんな業(ゴウ)みたいなのをくぐり抜けた感がありました。ポップの枠の中でギリギリを攻めるヒリヒリ感は随一ですね。あとアルバム名が予言的でした。


1:Stephen Malkmus and the Jicks – Mirror Traffic

       すばらしい、の一言。ぼくの2011年。




こうやってみると、ダブステップとかチルウェイブとか時代をときめくジャンルはあまり聴かなかったけど、いい音源にたくさん出会えたなかなかの年だったと思います。1位のマルクマスは「長年のファン」という補正が働いてるかもしれないけど、それを差し引いても良かったです。でも、差し引きしまくると、、、真の1位はPJだったのかもしれません。
シーン全体を見渡すと、ミニマル化が一層進み、内省的な音楽が増えてる気がします。バランス的に今年は享楽的なのが一層減った印象です。そう考えると、バトルスがみせたストレートさはシーンの希望なのかもしれません。時代は欧州経済危機など、より一層、不安定な局面に来ているように感じます。そんな時代の要請と、ミュージシャンの表現の幅、その両者の葛藤をアルバム単位で表現するすげえ音楽が生まれてこないものかと期待しています。
あと、DJとして、こういった音楽のほかにクラブミュージックもかなり聴いてるんだけど、個人的にアンセム意識や世の流れとかイマイチ知らないので、EP単体でのランク入りは見送りました。ランク入りしてない音源とかについてはツイッターでつぶやいたりしますので、そちらもお願いします。

ちなみに次点は以下の5枚でした。

■Brad Mehldau – LIVE IN MARCIAC
ことしは個人的にジャズピアノに急接近した年になりました。来年もがんばって幅を広げたいです。

■LULU
アマゾンがまだ届けてくれなくて熟聴してないけど、事前のフル試聴によるとすげえ良さげです。

■木下美紗都 – それからの子供
前作からすごく路線変更してて、驚きました。

Priscilla Ahn – When You Grow Up
好きだからランク入れなきゃしゃーない。やっぱかわいい。

■Ben Folds – THE BEST IMITATION OF MYSELF : A RETROSPECTIVE
43曲も入ってるけど、佳曲「Video」のライブ音源と新曲3曲の計4曲だけで次点入り。

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